平成4年2月刊/219頁
この『オウム真理教と村の論理』を皮切りに、「シリーズ<いま、地方を考える>」の刊行が始まりました。
6月27日は松本サリン事件から10年、5月28日には、2月に死刑判決が言い渡された浅原彰晃こと松本智津夫被告につづいて井上被告にも死刑判決が言い渡されました。これらのニュースを目にしつつ、刊行時、三多よりかなり意気込んだ調子でこの本を見せられたのを思い出しております。しかし当時はサリン事件の起こる前で、この教団にはさほどの興味も関心も抱いておらず、表紙の浅原彰晃の写真に偏頭痛を起こしそうな不快感を覚えたぐらいでした。自分の不明を恥じつつ、本書のご紹介と久本三多存命中に出された、同シリーズ5巻を合わせてご紹介いたします。(久本福子 04/6/30)
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