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先日、水俣病関西訴訟で国・県の行政責任を認めた、最高裁の画期的な判決が出ました。 ここであらためて、ただ今在庫のある、当社刊の水俣病事件関連の書籍をご紹介いたします。 (04/10/21) 『実録水俣病闘争 天の病む』を追加しました。このページの一番下です。(10/28) |
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●06/4/25「水俣病事件50年」より転載 今年は1956年5月に、水俣病が正式に確認されてから50年目に当ります。5月1日は地元水俣では記念の慰霊式、慰霊祭などが行われますが、その記念の日を目前に控えた4/29に、東京日比谷公会堂にて、水俣病事件50年をめぐる講演会が開かれます。この50年とは、水俣病が正式に確認されてからの歳月を意味しますが、当然のこととはいえ、水俣病は公式に確認される以前から水俣の人々の体を蝕んできました。その前史は古く、戦前にまで遡ります。 20数年もの長い歳月をかけて資料収集、編集作業をつづけ、1996年7月に当社が刊行しました『水俣病事件資料集』には、副題に「1926〜1968」と西暦年が記されていますが、公式確認以前の、前史を含む関連資料から、政府が初めて水俣病の原因に関する公式見解を発表した、1968年までの資料を収録していることを示しています。上・下巻とも一次資料収録を原則としており、水俣病事件に関する資料としては、本資料集において完結しているといっても過言ではありません。 本資料集は、水俣病事件研究にとっては必須鵜欠くべからざるものであるのはいうまでもありませんが、この大公害事件の、すぐれたドキュメントとしての側面も有しています。一次資料であるがゆえに、資料の中から、人々の生の声が伝わってきます。これら生の声を伝える人々とは、民の声のみならず、官の声、官の姿も生々しく封印されています。二つとないすぐれたドキュメントたるゆえんですが、まさに、戦後日本を凝縮したドキュメントです。本資料集を含む当社刊の水俣病関連本も、上記会場にて販売していただきます。 この『資料集』をめぐっては、当社が水俣病研究会を提訴した裁判が続行中です。提訴についての「提訴2」をご覧ください。(06/4/25 久本福子)
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