湯布院の7500年を歩こう! 05/2/14
1990年5月刊/四六判/174頁/1165円+税/ビニールカバー付
西日本新聞が湯布院と黒川温泉の観光事業をめぐる動きを連載していましたが、外部資本の流入などもあり、かなり様子は変わってきているようです。かなり荒れていると書かれた記事も別のところで読んだ記憶もありますが、人心の荒廃なのか、自然の荒廃なのか、とても気になるところです。観光地の最良の観光資源は、何よりもその土地固有の自然と歴史遺産です。本書は、近年超有名観光地ブランドにまでなった湯布院を、7500年もの長大な時間軸において探訪したものです。現在の湯布院の魅力は、7500年もの歴史に支えられているのですよ!!!
大分合同新聞に連載された(1989年2月〜7月)、「ゆふいん物語」をもとに1冊にまとめたものです。執筆者の4氏は、『町誌・湯布院』執筆者でもあるそうです。志手駒男氏は、『日野鼎哉・渇民伝』の執筆者でもあります。
アウトドア専門のガイドブックとはやや趣を異にしており、頁数も少なめですので、ガイドブックのなかでは目立ちにくいのですが、湯布院探訪にはとても役立ったとの読者の声も、つい最近も、寄せられています。(05/2/14
久本福子記)
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