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葦書房 福岡市南区長丘2丁目14-16-202
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書名 |
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著者名 |
永井彰子 |
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判型・頁数 |
A5判・上製・410頁 |
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定価 |
6000円+税 ISBN4-7512-0827-6 C0039 |
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内容 |
日韓両国の盲僧集団の歴史を発生から現在までの流れをたどり、その異動と特徴を明らかにしつつ、盲僧集団が日韓両国においてそれぞれに果たしてきた宗教的、文化的役割を探る画期的な論考。著者の長年にわたる研究の集大成である。 |
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斉藤政美〔文〕椎葉クニ子〔語り〕
A5判並製・237頁・2200円
民俗の宝庫・宮崎県椎葉村で、焼き畑を営む古老が語る村の暮らしの伝統と山峡の植物
たちとの交歓。山菜レシピから薬草の効能まで、貴重な知識と里の方言で生活文化の中
の植物170種を紹介する。写真と植物画多数収録。植物方言名と和名の対比表付。
佐々木章〔文〕椎葉クニ子〔語り〕
A5判並製・248頁・2200円
民俗の宝庫、宮崎県椎葉の山里。この奥山で焼畑農業を継承する椎葉さんが語る山暮ら
しの農耕儀礼から食習慣、民家や民具……。ここでは私たちが失った先人たちの暮らし
の知恵が四季の暦の中に息づいている。永年の聞き書き調査の集大成。
安渓遊地・安渓貴子共著
A5判並製・272頁・2200円
島からこそ世界が見えてくる。何気なく語られた言葉が次第に重みを増してくる。あれ
は島から私たちへのことづてだったのだ。屋久島から西表島まで琉球弧の島々を25年余
にわたり訪ねた聞き書きの集成。島人たちの伝承や習俗に脈々と生き続ける知恵が、近
代の喪失を逆照射する。
長尾トリ著
四六判並製・243頁・1300円
博多町家の伝統と粋を生きる「川丈」三代目のごりょんさんが次代に伝えるために綴る、
女の目でとらえた博多庶民の衣・食・住。豊かな風土と大らかな人間性によって育まれ
た伝統の町博多の、これは古くも新しい暮らしの知恵袋である。
山口祐造著
四六判並製・410頁・2330円
日本では希な石造文化である石橋を、石工の伝統・歴史・系譜、現代との土木工法との
比較などあらゆる面から解剖、今なお人々の暮らしと共にある石橋の世界を丹念に探る。
巻末資料として全国1350橋の県別石橋一覧表を付す。
大分県民具研究会編
四六判並製・240頁・1456円
地元研究者の目がとらえた民俗伝承の世界を、わかりやすく具体的に記録。四季の行事、
民俗芸能、人生儀礼、屋号、盆、妖怪、民間信仰、身辺の民具など写真入りで解説。郷
土の持つ伝統の暮らしとそのこころを現代に伝える。
城田吉六著
四六判並製・384頁・2500円
対馬は日本の対外交渉史上極めて重要な意味を持つ。その対馬に残る古記録や、潮流、
風向等を考慮して古代大陸航路の謎に挑む。さらに対馬南端の村豆酘に古くから伝わる
赤米(原始米)にまつわる神事を緻密に記録し、稲作伝来の秘密ルート解明を示唆する。
武内新吉著
四六判並製・242頁・1500円
熊本県天草島に今日なお息づく数々の習俗、信仰、労働、行事を天草在住の著者が哀惜
を込めて綴った貴重な記録。 ▼天草の正月/豊穣のいのり/夏の貌/キリシタン信仰
の遺習/島の人生儀礼/祈願伝承/古い神々の島/祖形をさぐる 他(在庫切れ)
濱名志松著
A5判上製・744頁・5825円
九州各地に散在するキリシタン遺跡をつぶさに踏査し、辺境の地でのキリスト教受容と
日本土着化の過程を、現代に甦る風土記として提示する。グローバルな視野に立ち、キ
リシタン史研究に新風を吹き込む壮大な試み。写真400点を掲載。(カバーにやや難あり)
伊藤時雨著
四六判上製・251頁・2400円
筑豊で明治末から40年にわたり炭鉱夫を続けた著者が、この間に収集した炭鉱の仕事歌
165編を集成。歌の数々を通じてヤマの暮らし、風俗、労働をあますところなく描いた
炭鉱歌の顕彰碑。「八木山峠は 十文字峠 どっち越えても ヤマに着く ゴットン」
山田龍真・重松敏美・奥村昌裕共著
四六判上製・198頁・残部僅少(カバー若干傷んでます)/1500円
修験最高の行とされる即身成仏を、160年ぶりに2度もきわめ、さらには求菩提山中で千
日行の偉業を果たした現代の修験者・山田龍真が初めて語る暗闇と幻覚とそして浄土の
世界。修験研究第一人者による解説と荒行の克明な追跡写真100点を収録。
九州河童の会編
四六判並製・277頁・1845円
日本人の生活の中で、河童が持つ象徴性や意味は何か。九州各地の豊富な伝説をもとに、
地元河童愛好家が探る新しい河童像への試み。 ▼福岡・博多の河童たち/伊万里・水
神河伯ミイラ由来記/河童を愛した作家たち/川内川のガラッパのルーツ 他
朝日新聞西部本社編
A5判並製・平均240頁・各1500円
九州・沖縄・山口の祭りを現地密着取材200カ所。現代に生きる祭り徹底ガイド。
▼どんたく(福岡)/赤崎祭り(山口)/長崎くんち(長崎)/唐津くんち(佐賀)/
火の神祭り(熊本)/どぶろく祭り(大分)/臼太鼓祭り(宮崎)/弥五郎どん祭り
(鹿児島)/ハーレー(沖縄) 他
朝日新聞福岡本部編(福島健治・文/川原崎茂・写真)
四六判並製・264頁・1800円
焼き物の宝庫、西日本8県56の窯元を訪ね、伝統と創造せめぎ合う匠たちの技と心ばえ
を報告。土の華を咲かせる陶芸家たちの現在。◎井上萬二窯(佐賀)中城古窯(沖縄)
今右衛門窯(佐賀)三輪窯(山口)熊谷本窯(福岡)柿右衛門窯(佐賀)青木龍山窯
(佐賀)三輪龍作(山口)ほか
馬場紀美史著/田岡俊男校閲
四六判並製・515頁・3835円
「祭りには必ず木を立てるといふこと。是が日本の神道の古今を一貫する特徴の一つで
あった」(柳田国男)。日本における柴刺神事――祖霊の還天と来臨のための祭儀――
の起源を中国雲南省イ族の祭儀に根拠を求めた一書。
松本征夫著
A5判上製・360頁・3400円
蘭州からカシュガルまでのオアシスルート全域の旅。中国古代に思いを馳せ、近代探
検家たちの足跡を辿り、中央アジア少数民族の暮らしを見つめる。圧倒的な自然と悠
久の歴史に彩られた交易路を自らの足で実感するロマン紀行。
柴達彦著
四六判並製・270頁・1359円
食、産業、工芸――日本人の生活と深く結びついたクジラ。商業捕鯨の中止によって海
から追われた〈クジラ獲り〉の男たちを訪ね、日本が直面する捕鯨問題を浮き彫りにす
る。海と人間を描いて〈クジラ学〉にたどりついた著者が巡るフォークロアの旅。
藤城吉治郎著
四六判並製・280頁・1300円
アンデスの風の色、天にとどくケーナの響き、大地の寡黙から生まれたインディオたち
――誰も書かなかった素顔の中南米レポート。 ▼我がアンデス、インカの民/マヤ文
明探訪/他民族が培う文化と芸術/南米の日本人移民/中南米・味のカタログ 他
藤城吉治郎著
四六判並製・182頁・1500円
気持ちの良い住まいを求めて、ヨーロッパ、南北アメリカを旅して出会った家とインテ
リアと職人たち。ドアノブから住環境まで、歴史の知恵と工夫のすべてを紹介。 ▼ド
ナウ川と関門海峡/ギリシャの教訓/タラベラ陶器を使って 他
坂本卓著
A5判並製・184頁・1700円
材料工学の専門家が日本の伝統的な建築工法を大工さんと徹底研究。屋根・柱・壁の
三大要素をふまえ、木を活かした基本構造にこだわり、快適な居住性を求めた木造家
づくりの一部始終。計画から完成まで日録でつづる建築エッセイ。
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