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葦書房 福岡市南区長丘2丁目14-16-202
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おかあさんの工作室
岩田綾彬著
B5並製・80頁・980円
身近にある道具や材料を使って自分で作るための工作入門書。台所を工作室にかえて、
親子で工作を楽しもう!折紙のモビール、風車、折紙船,デンデン太鼓、段ボールの
家具等を収録。
廣弘江〔文〕大森南〔絵〕
A5並製・36頁・800円
一平は小学四年生。リストラで求職中の母親は一平をかまう時間がない。遅刻して出た
学校では、朝礼も勉強も身に入らず先生に注意されてばかり。一平の憤懣は掃除の時間
に爆発する。「先生、がんがんおこって。一発なぐってもいいから。悲しそうな目でぼ
くを見らんで。ぼくも、なんか泣きたくなる」荒れる児童を主人公にした絵本。
みずかみかずよ〔文〕久冨正美〔絵〕
A4変型上製・32頁・980円
中学生のマサルは蝶に熱中している。心では戦争に行くものと決めていながら、世の中
が戦争一色に塗りつぶされてゆけばゆくほど、蝶への情熱は募っていく。マサルと兄妹
のようにして育った小学生のタエには、そのマサルの気持ちが震えるように判るのだっ
た。
菊畑茂久馬〔文〕働正〔絵〕
A4変型上製・32頁・/980円
父を亡くし母と二人きりのモクは、あちこちに預けられ、幾つもの学校を転々とする。
漸くハカタの町で母と二人だけの生活が始まると、戦争も激しくなる。1945年6月19日、
小さな防空壕で震える少年の上に、母は狂ったように水をかけ続けた。(在庫切れ)
門司秀子〔文〕長野ヒデ子〔絵〕
A4変型上製・32頁・残部僅少/980円
キョウコと弟の一郎と母の三人は、日本への引揚げの旅に出る。キョウコのリュックに
は父の遺骨が入っている。長い長い徒歩と無蓋貨車の旅、そして引揚船LSTの中で少
女は夥しい〈死〉に出会う。少女はたくさんの死者たちを心に抱いて日本に向かう。
(在庫切れ)
徳永和子〔文〕吉田郁子〔絵〕
A4変型上製・32頁・980円
国民学校一年生のミチコは、戦争がひどくなったので東京から福岡の町へ疎開してきた
のです。ある日学校からの帰り道、クラスメイトのいたずらから迷子になってしまった
ミチコに、優しく声をかけてくれたのは、一人の朝鮮人のおじさんでした。
(在庫切れ)
福岡県教組編/働正〔絵〕
B5判並製・120頁・980円
一粒のふやけた飯粒を争う幼い子ら、空襲を避けての屋外授業、学校での軍事教練、両
親のもとを離れての学童疎開、登校途中の空襲、クジびきで当てた靴――戦火の中で子
供時代を過ごした庶民が、子供の心で戦争の実態を伝える戦争体験集。
入江幸子〔文〕平井美帆〔絵〕
A5判上製・124頁・1320円
あの日の爆弾が幼いいのちを奪った。1945年の終業式の日、甘木市一ツ木に落とされた
一発の爆弾は31名の幼い生命を奪った。当時のお母さん、先生たちからの聞き書きをも
とに、語り継いでいく「戦争」。
第2集
門司秀子監修・朝日新聞西部本社編
A5変型並製・267頁・1320円
朝日新聞地方版に12年間連載された「おかあさんの童話」の第2集。どの話にも、お母
さんがわが子に託す優しい愛情と童話の持つ温かさ、夢が溢れています。大きな文字と
楽しい挿し絵、おやすみなさいの前に、子供たちと一緒に童話の世界に入りませんか。
かみち・たかね著
A5変型上製・87頁・1165円
5歳の子供の豊かな詩情と知性が、今きらめくことばとなって開花する。これは、あな
たのお子さんの、心のなかのことばでもあるのです。「叱られたその時ママの目を見た
ら/歪んだ顔で貴音が見てる」(本書から)。
みずかみかずよ〔文〕久冨正美〔絵〕
B5変型上製・86頁・1200円
「みずかみさんの詩には、そっと、心の中に、しのび込んで来て、人の心を素直にし、
浄めるようなものが、ひそんでるような気がする」(椋鳩十氏評)。少年のみずみずし
い感覚にあふれた詩45篇。小学校高学年・中学生向き。
ながの・ひでこ〔文・絵〕
A4判上製・32頁・1165円
第一回日本の絵本賞文部大臣奨励賞受賞作品。「この作品こそ絵本の原点」(安野光雅・
たかしよいち氏評)と絶賛。「とうさん、おねしょしたことある?」「おう、でっかい
ちずかいてたぞ!」――ユーモラスな会話の中に親子関係の原点を描く。
(05/5/23 著者の要望により絶版)
瀬里敏子〔文〕鳥巣みち子〔絵〕
B5横判上製・48頁・1320円
障害児童の生活施設「のぎく学園」での魂にふれる日々。強い自閉傾向を持つ重度障害
者・ひできくんの孤独な心と、昼夜を問わず彼を慈しむ園長先生・近藤益雄との温かい
交流を描く。「障害を持つ子供の生き方を知って欲しい」という著者の願いが全編から
伝わってくる。
今給黎靖子〔文〕働正〔絵〕
B5変型上製・24頁・1165円
ときには神様、ときには人々を苦しめる大蛇。福岡県春日市・白水大池につたわる竜の
伝説をもとに、人々の営みの源である水のたいせつさを強く訴える。
今給黎靖子〔文〕長坂えり子〔絵〕
A5判並製・134頁・残部僅少/1340円
今をさかのぼること300有余年、江戸時代も初期のころ、田畑のかんがい用水として筑
前第一の大溜池、白水池完成へと導いた、ひとりの庄屋の物語。平和な暮らしを祈った
人々の文化財と郷土を愛してやまない著者が、多くの少年少女に贈る物語。
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