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葦書房 福岡市南区長丘2丁目14-16-202
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昭和激動の音楽物語
高橋巌夫
四六判・上製・216頁
2200円+税
戦時下の日本、空爆のさ中にも、コンサートに集った人々がいた。日本の音楽 プロデューサーの草分けであった著者は、B29の空爆がつづく戦争末期、第九の野外コ ンサートを開催した。戦前の日本には、著者をはじめ、命がけで音楽を愛した人々が 大勢いたという事実には、驚きと感動を覚えずにはいない。著者が直接見聞きした、 戦前の洋楽界の様子や軍部の動きも描かれた貴重で感動的なノンフィクション。 |
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書名 |
画文集 私のビルマ敗走録 |
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著者名 |
渡辺勝三郎 著者ホームページへ |
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判型・頁数 |
B5判・上製・130頁 |
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定価 |
2800円+税 ISBN4-7512-0837-3 C0095 |
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内容 |
過酷なビルマ戦線から生還した一兵卒の目に焼き ついた、戦場の敗走兵たちの姿と情景を、絵と文章 で克明に綴る希有のビルマ戦記。オールカラー。 |
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宮澤信雄著
四六判上製・506頁・3500円
水俣病発見から政治決着までの40年を、膨大な資料群の読み込みや患者支援活動と裁判
闘争の経験をもとに辿り直し、その実相を明らかにする。起こりながら消されていった
水俣病事件を、事実経過や被害の実態の精緻な調査から歴史にとどめる事件通史。
水俣病研究会編
B5判上製函入・総1850頁・揃6万3000円
事件前史から政府の公害認定まで――20余年をかけて収集した約9万点の資料から848点
を厳選し、患者・漁民、企業、行政、団体別に収録。水俣病第一発見者である故細川一
医師の「細川ノート」など未発表資料多数を含む事件の全容解明に欠かせない原資料集。
水俣病研究会編
AB判並製・200頁・3000円 ※1巻は品切
特集=水俣病医学の再検討 水俣病医学の社会史(富樫貞夫)/水俣病医学を歪めたも
の(宮澤信雄)/水俣病における感覚障害の文献的考察(鶴田和仁)/水俣病に関する
感覚障害の電気生理学的・神経病理学的研究(永木譲治)/政治決着関係資料ほか
水俣病患者連合編
A5判上製・346頁・2800円(在庫切れ)
水俣病未認定患者たちが「認定」という行政の厚い壁に挑んだ激しい闘い=海の一揆の
記録。不知火海への熱き想いと水俣病闘争の過去現在について患者たちの肉声を伝える。
「海に生き海に生かされたやさしい人たちが怒った海の一揆でした」(原田正純)
「私にとっての水俣病」編集委員会編
四六判並製・232頁・1400円
水俣病は命や体だけでなく、市民感情も引き裂いた。重い口を開き始めた市民30人の聞
き書きと「もやい直し」への模索。もやい直し―「もやい」とは水俣地方で「船を繋ぐ
ことや共同で事を行うこと」を意味する。人と人、人と自然の関係を再構築し共生する
水俣市民の取り組みを「もやい直し」と呼ぶ。
緒方正人著
四六判上製・228頁・2200円
今や社会のすべてが「チッソ化」している。加害者責任を問う水俣病から自らの責任が
問われるどんでん返しが起きた。水俣病未認定患者運動を激しく闘ってきたから見えて
きた日本社会のシステム。ここからいかに脱出するか、回心の軌跡。
(上・下)
裁判資料集編集委員会編
A4判函入・総1400頁・32000円
1973年の提訴から最高裁棄却までの訴訟の全容を集成。「裁判には負けたが、現在問題
になっている長期微量、複合汚染による慢性、遅発性の問題やダイオキシン、環境ホル
モンなどの問題を先取りした事件であった」(原田正純氏)
一ノ瀬清二編
A5判上製・320頁・3000円
20年の時を越えて、書簡・日記と写真160点が描き出すカンボジアの戦場に消えた報道
カメラマンの魂の記録。「上質の長編小説のような、もっと言えば一篇の神話物語のよ
うな、崇高と美しささえ感じられる」(日野啓三氏評)。
フクニチOB会編
四六判並製・349頁・2000円
昭和21年、焼跡の福岡に誕生したフクニチは「大衆の新聞」として発展を続け市民に愛
されてきたが、昭和とともにその姿を消した。サザエさん誕生から終刊まで、戦後を駆
け抜けたフクニチ46年の興亡を敏腕OB記者が描くドキュメント。
(上・下)
フクオカ犯罪史研究会編
四六判並製・各270頁・各1600円
怪しい柳行李事件、日本一の放火巡礼、美人の三味線師匠殺し、脳味噌を食べた男、夜
桜銀次事件等、日本一の凶悪犯罪発生県、福岡で起きた81の代表的犯罪を紹介した戦前
戦後の昭和犯罪史。巻末に「年表・昭和の犯罪事件」を付す。
田岡俊男著
四六判並製・234頁・1553円
時代の闇に沈んだ迷宮入り事件。当時の新聞記事や独自の推理を駆使して、「X」の黒
い影に迫る。時代と人、社会と人、人間と人間が複雑に絡み合って起こる殺人事件の裏
側を描くスリリングな一冊。 ▼大濠公園殺人事件/元警官生田高史の放火事件 他
半澤周三著
四六判上製・360頁・2800円
精神医として派遣されたドイツでオーケストラの虜となった榊博士は、帰国後、日本初の
アマチュア楽団・九大フィルを私財を投じて結成、「第九」など数々の交響曲を初演、日
本洋楽界の搖籃期の先端を走り続けた。榊博士と九大フィルの草創期を描くノンフィクシ
ョン。管楽器情報誌「パイパーズ」に長期連載された作品に加筆。
ハンセン病を生きた人たち【増補版】
井上佳子著
四六判上製・200頁・1500円
潮賞ノンフィクション部門受賞作。ハンセン病患者療養所――熊本・菊池恵楓園。丹念な
取材から患者たちの深い苦悩や怒りを、哀切な情感をともなって描きだす。筑紫哲也氏推
薦「私たちはどんな社会を作っているのか。それをこれほど鮮やかに浮き彫りにした作品
を私は知らない」 国賠訴訟判決を受けて新たに加筆。
吉松満秀著
四六判並製・182頁・1500円
娘よ父はかく闘って逝く――血友病治療のための輸入血液製剤からエイズに感染。HIV
訴訟裁判では「原告番号十二番」と呼ばれ、死後初めて実名を明かして訴える不条理と
の闘い。手記・裁判記録・日記で構成した自伝的ドキュメント。
毎日新聞西部本社編
四六判並製・204頁・残部僅少/1500円
労組の胎動、争議、炭じん爆発――、歴史になった三池を当事者21人の「聞き語り」に
よって立体構成。ヤマへの想いのたけを語る。 ▼炭婦協の結成/ある解雇者の半生/
新旧両労組OBの語る三池争議/最重症のCO中毒患者/最後の組合長 他
葦書房編
四六判並製・146頁・1500円
雲仙普賢岳の噴火以来、6年間にわたり火攻め、水攻め、灰攻めの災害と闘い続けたロー
カル鉄道マンたちの群像を活写、再起不能と言われた存続の危機から再生を目指して住
民とともに起ち上がった島鉄のドキュメント。
重松博昭著
四六判並製・258頁・1800円
エリートへの道を拒否して大学をドロップアウト、妻と山羊と一緒に廃坑の町の山に入
り、素人手作り農業に苦闘して四半世紀。自然に抱かれての元祖田舎暮らしの豊饒が
「全共闘世代」のもうひとつの生き方を輝かせる。
小倉愛子著
四六判上製・196頁・1485円
過疎の山村、野菜の一生とつきあう百姓の目が透かし見る「時代」の風景。豊かさ・消
費社会・一億総グルメ・リゾート……擬装する時代の仕掛けをさりげなくアバキだす百
姓の一刺し。湯布院黒岳の麓で悪戦苦闘する〈二百坪百姓〉の生活記録。
水間摩遊美著
四六判上製・220頁・1500円
おにぎりは母親の象徴。だから不自由な手でにぎれる方法を編みだした。障害なんかに
負けちゃいられない。差別を乗りこえ、育児をこなし、ポリオ生ワクチン基金の活動の
ため海外にも飛ぶ。あらゆる世代に向けて元気を配るマユミのビタミン・メッセージ。
浜崎正幸著
A5変型並製・268頁・1900円
喜びも悲しみも東シナ海――揺れる以西底曳き網漁業界の中で、東シナ海ひとすじに生
きてきたある漁船員の洋上日誌。もはや忘れられようとしている第一次産業労働者の懐
かしくも美しい汗への共感。
杉山龍丸著
B6判並製・149頁・1200円
気象の変化・近代農業の帰結としての耕地の砂漠化により、近い将来、陸地の50%以上
が砂漠化すると言われている。その半生を砂漠緑化に賭けた著者が、進行する砂漠化現
象に対し、主にインドでの実践例を中心に植林による緑化の試みと成果を明らかにする。
森崎和江・川西到共著
四六判並製・233頁・2800円
台風禍・大飢饉で生き地獄と化した与論島を脱出し、集団移住した人たちはやがて三井
三池炭坑に移動した。しかし、ここも苛烈な差別と低賃金の地獄だった。島を脱出した
人々の三代にわたる苦闘のドキュメント。71年刊行書を復刊。
城田吉六著
四六判並製・179頁・1500円(在庫切れ)
フィリピン・ミンダナオ島ダバオの元日本人小学校教師が綴る日系混血二世たちの苦難
の戦後史。ミンダナオ島の原住民たちの民俗習慣の移り変わりや日本人との関わり合い
など、フィリピン移民史の光と影を刻む。
毎日新聞西部本社編
B5判上製・225頁・2718円
昭和は何を伝えたか――。激動の2万日を総力取材、庶民の新証言によって綴るドキュ
メント。「昭和」が時代の息吹きとともに新たな相貌をもって現れる。 ▼母の2・26
事件/福岡大空襲/収容所劇場/朝鮮戦争外伝/ミナマタ/復帰幻想 他
朝日新聞西部本社編
四六判並製・246頁・1300円
戦争、原爆被爆、終戦、高度成長―さまざまに生きてきた「私」の昭和史が映し出す家
と家族と土地の物語。「人生の重みに感銘」(永井道雄評)、「故郷の実像を語る」
(森崎和江評)、「迫真力ある実体験」(谷川栄彦評)。肉声の昭和史12編。
ロバート・クラウダー著/渡辺章子訳
四六判上製・277頁・2330円
太平洋戦争開戦の日、旧制五高(現熊本大学)の教壇から強制連行された若き米国人教
師。送還船上で綴った長篇散文詩によって55年ぶりに明らかになる600余日の過酷な抑
留生活の日々と日本文化への熱き想い。(在庫切れ)
甲斐弦著
四六判並製・217頁・1800円
わが命ある限り戦後終わらず――戦後GHQの言論規制はマスコミばかりでなく私信にも
及んだ。元検閲官だった英文学者が50年の沈黙を破り、残された克明な日記をもとに峻
烈な米軍検閲の実態と当時の生活や世相を生々しく描き出した敗戦秘史。
鳥栖蕗著
四六判並製・241頁・1500円
昭和20年5月、九州大学医学部において行われた米軍捕虜生体解剖事件に連座、絞首刑
の判決を受けたある戦犯の巣鴨における長い日々。獄中日記をもとにその妻が綴る真実。
▼その日のこと/逮捕/再審査への道/巣鴨の日々/減刑
江頭千代子著
四六判並製・196頁・1515円
長崎市城山町で一瞬にして母、夫、子供四人を失い、焼け野原の中で死を望んだ絶望の
淵から、一教師として女として、そして戦争の犠牲となった人々の声なき声を頼りとし
て、生きるということの意味を問い続けてきた「原爆の生き証人」が綴る手記。
久保英子著
四六判上製・202頁・1300円
1945年8月〈満州国〉の崩壊から〈わたし〉の逃避行が始まった。本書は混乱の渦中で
中国人の妻となったひとりの日本人女性が、遥かな母国へ宛てて自己の心情を綴った手
記である。国境を越えて生きる庶民の肉声が残留日本人問題を照らし出す。
佐藤利行著
四六判上製・262頁・1800円
1948年、物語はカラガンダに始まる。これはひとりのシベリヤ・デモクラートの回想で
あり、ラーゲルの柵の向こうにひとつの幻を見た男の物語である。シベリヤについてこ
れまで多くのことが語られてきた。だが、嘗て誰もこの様には語らなかった。(美本無し)
森茂著
四六判上製・190頁・1000円
旧満州開拓民への信義の証として、ある満拓社員が戦後 余年にして初めて書いた「復
命書」。 ▼窮乏する農村と満州/旧満州国と日本人開拓民/北満開拓民救援隊の出発
/哈爾濱の籠城/開拓難民の惨状/阿城越冬 他
大嶋宏生著
四六判並製・208頁・1200円
太平洋戦争終戦前夜、満洲の荒野で日本人避難民千数百人がソ連軍によって虐殺された
“葛根廟事件”。奇跡の生還をとげた少年が半世紀をかけ書き綴り、卓抜した記憶力で
再現した迫真の目撃手記。
李興燮(リ・フンセビ)著
A5判並製・190頁・1500円
昭和19年、16歳の少年は祖国朝鮮をあとに玄界灘を渡った。祖国の思い出、渡海の記憶、
炭坑での強制労働、そこからの脱出等二つの国の間で揺れ続けたアボジ(父親)の生と
苦悩の歴史が淡々と語られる。共に生きる日本人と二世、三世に伝えるべき感動の証言。
三浦徳平著
四六判並製・323頁・1650円
潰滅への道を辿るしかなかった悲劇のビルマ戦。その戦場の暗部を〈実録〉と〈聞き書
き〉によって現代に伝える。当時の後戻りできない境遇を正視し、告発や批判、過剰な
詠嘆を避け、事実のみを淡々と記述する。
武末達三郎著
四六判並製・250頁・残部僅少/1553円
フーコン作戦から断作戦、メイクテーラ会戦、ピョウボエ会戦、シッタン作戦まで、連
合軍との戦闘で敗走を重ねる戦場を生き抜いた菊兵団(第18師団)直轄砲兵連隊の一下
級将校が語る鮮烈な回想録。
福地種徳著
四六判並製・333頁・1650円
ある法務官の戦中戦後――一法務官がビルマ戦で闘ったのは敵の軍隊だけではなかった。
苛烈な戦闘、そして軍隊「兵権」と「法」とのせめぎあい。記されることのなかった戦
記が描く戦争の現実。
朝日新聞西部本社編
A5変型並製・134頁・1320円
鹿児島県知覧から飛び立った若者たち――本書は彼らの出撃を見送った「特攻おばさん」
鳥浜トメさんの回想をもとに、散華した若き命の肖像を刻む。知覧から出撃した特攻隊
員の氏名、出身地の一覧も添付。
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