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歴史・伝記

 

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葦書房

福岡市南区長丘2丁目14-16-202
(〒815-0075

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<歩く>歴史編

<歩く>自然編
記憶=歴史

「水俣病事件資料集」と久本三多

 

 

頭山満翁正伝
<未定稿>

頭山満翁正伝刊行委員会
西尾陽太郎解説

A5判・函入・454頁・5800円 (在庫切れ)

頭山満在世中、緒方竹虎らによって発企、昭和19年に成稿をみながら、種々の事情

から刊行に至らなかった未公開原稿に、新たに西尾陽太郎氏による解説130枚と、

編纂当時の経緯を知る葦津珍彦氏の談話メモを付して刊行。民権と国権の狭間を照射

する画期的資料。

  

 

筑前宇美の神々

神話と伝説に彩られた筑前宇美。八幡宮から路傍の石仏に至るまで、往古からの人々の天本孝志著

A5判・函入・254頁.全頁上質紙・3800円(在庫僅少)

神話と伝説に彩られた筑前宇美。八幡宮から路傍の石仏に至るまで、往古からの人々の

願いを示顕した神々や仏たち、その姿、形から歴史を読み解く希有の民衆誌。収録写真

300点、カラーグラビア24頁、全頁上質紙。




装飾古墳のふしぎ

塩見桂二著/写真・榊晃弘

A5
判・240頁・1500

少年コダイ君とノス君がいざなう古代への旅。1500年間地中に眠りつづけた色鮮やかな絵

は、現代の少年たちに何を語りかけるか。航海、農耕、反乱ー古代人の営みが、その死生

観とともにいま鮮烈に蘇る。北部九州を中心に点在する装飾古墳めぐりの格好の手引書。

(本書の紹介文を「風土・民俗」にも掲載していましたが、「歴史」一本にしました。6/30)

 

書名

立花宗茂 士魂の系譜

著者名

西津弘美

判型・頁数

四六判・並製・296

定価

2000+税        ISBN4-7512-0832-2 C0093

内容

これぞ西国無双の武士――秀吉の称賛を浴びながら関ヶ原では敗

将。だが「信義」を貫き、柳川藩主に奇跡の復活を成し遂げた武

将の生涯を活写する歴史小説。



評伝・高島秋帆

石山滋夫著

四六判・上製・396頁・2500

江戸後期の長崎に生まれ、西洋砲術の導入に先駆的な役割を果たした秋帆高島

四郎太夫の生涯をたどった長編評伝。開国・攘夷に揺れる幕政の暗闘に翻弄され

ながら秋帆が到達した思想の高みを、膨大な資料を検証して描く。

(カバーにやや難あり)


 
 

中国正史の古代日本記録

いき一郎著
 
四六判並製・181頁・1320
 
膨大な中国正史の中から、古代の日本(倭国・文身国・扶桑国・流求国等)を記述した
 
部分を日本語訳した古代史研究に必携の書。さまざまな考察・論争の原典となる基本部
 
分から関係部分をもらさず収録した新訳の決定版。
 
 

 
 

新説・日中古代交流を探る

いき一郎著
 
四六判並製・251頁・1320
 
3世紀の徐福大集団渡来説のほか、3世紀以降の呉、鏡工人、水軍、道教=古墳集団、
 
そして6世紀、北魏集団の移住等から邪馬壱(台)国筑紫広域説などを推論する。巻末
 
に、中国古来の健康法を略記した「健康体操のミニ文化史」を収録。
 
 

 
 

扶桑国は関西にあった

中国正史の倭国九州説

いき一郎著
 
四六判並製・334頁・2400
 
中国正史の倭記録に残るが、日本正史に存在を黙殺された〈謎の国〉。扶桑国は九州倭
 
国の東に位置し、委奴国王の金印以来正統政権を名乗っていた倭国に、中国との交流を
 
遮られていた。関西扶桑国説は九州倭国説を補うとともに、近畿天皇家の定説に再考を
 
迫る。
 
 

 
 

邪馬台国筑紫広域説

黒田善光・いき一郎共著
 
B6判並製・212頁・971
 
中国正史、古事記の解読と現地調査を重ね、邪馬台国の位置を点から面へと広げ、北部
 
九州広域存在説――遠賀川流域から筑後川流域、周防灘から有明海まで――を検証する。
 
『三国志魏書巻三十烏丸鮮卑東夷伝』と『古事記』を対比させながら歴史の謎に迫る。
 
 

 
 

倭国ここに在り

吉留路樹著
 
四六判並製・210頁・残部僅少/1515
 
文底に隠された真実・二つの国があった日本列島――記紀の隠蔽、歪曲部分を徹底解読
 
することによって倭国(ヤメイッコク)と大和(後の日本)が別個の存在で、かつ併立
 
していた時代もあったという事実を明らかにし、大和天皇史観の作為を暴く。
 
 

 
 

古代朝鮮動乱と筑紫国

宇美神社創建の謎

天本孝志著
 
四六判上製・259頁・2600
 
古代日朝外交の激動期を、筑紫国「宇美神社」創建史を通して読み返す。神功・応神伝
 
説と創建の由緒、「磐井一族」の活躍など、57世紀の交流史を検証。近世文書『留守
 
良勝伝子孫書』をもとに、筑前宇美の伝承説話に隠された史実を掘り起こす。
 
 

 
 

小説 楊貴妃墓の謎

三吉不二夫著
 
四六判並製・245頁・1800
 
楊貴妃の墓がなぜ山口県にある? 調査依頼を受けた“古代史探偵”が大胆な推理と仮
 
説で謎を追跡していくと、日本誕生、白村江の敗戦……記紀の嘘が次々に暴かれていく。
 
▼楊貴妃漂着伝説/古代の日本列島/倭国滅亡の謎/日本古代史の真相
 
 

 
 

古事記は銅鐸を記録している

吉田舜著
 
四六判並製・302頁・残部僅少/1456
 
記紀に秘められた象徴としての銅鐸を剔出しながら、日本古代史をさらに一歩実像の方
 
へと近づけた労作。 ▼初期天皇の和風諡号/銅鐸と日子名称/神武天皇・綏靖天皇・
 
仲哀天皇/大和の銅鐸王朝と九州の銅剣・銅矛王朝の人名の比較 他
 
 

 
 

九州王朝一元論

吉田舜著
 
四六判並製・299頁・1456
 
日本古代史の定説、津田左右吉氏の「記紀造作説」と、大和王朝も九州王朝も共存して
 
いたとする古田武彦氏の「古代多元史説」をともに止揚し、発展的統合を試みた書。記
 
紀に記された大和王朝が九州王朝の虚像であったとする一元論に立脚し、古代史の謎に
 
迫る。
 

 
 

記紀・万葉を科学する

吉田舜著
 
四六判上製・356頁・1942
 
天照大神は男神であった――古事記・日本書紀・万葉集に登場する神名・地名に隠され
 
た九州王朝の真実と藤原不比等の野望を読み解く。 ▼男神天照大神の検証/大穴持命
 
と銅鐸神/記紀の地名(磐余・葛城・磯城・飛鳥)/万葉の地名
 
 

 
 

太宰府小史

太宰府天満宮編
 
A5判上製函入・276頁・3200
 
上代から中世に至る太宰府の歴史(第1篇「上代の太宰府」・第2篇「中世の太宰府」)
 
とエピソード(第3篇「史伝と史話」)とによって構成された本書は、戦後における太
 
宰府学の最初の出発点であり、太宰府研究に不可欠の文献である。
 
 

 
 

征西将軍 懐良親王の生涯

坂井藤雄著
 
四六判上製函入・278頁・2500
 
公武入り乱れる南北朝戦乱の最中、父帝後醍醐天皇より九州制圧の命を戴き七歳にて西
 
下、苦節25年を経て九州を平定した後、京都奪還を企てながらも、武家方の圧力の前に
 
星野村に逼塞、筑後の土と化した懐良親王の波瀾の生涯。
 
 

  

筑前戦国史説明: C:\Users\Y.Hisamoto\Documents\My Web Sites\oldHP\tikuzen-sengoku.gif

吉永正春著
 
四六判並製・403頁・2500
 
 
争乱の血煙が立ちのぼる群雄割拠の戦国時代――多く不明とされてきた戦国筑前の歴史
 
を、膨大な関係古文書渉猟と周到な現地調査によって初めて総覧する。 ▼大友、毛利
 
の攻防/毛利の筑前撤退と大友の博多支配/立花宗茂の登場と養父道雪の死 他
 
 

 
 

筑後戦国史

吉永正春著
 
四六判並製・246頁・1900
 
筑後の名将蒲池鑑盛や立花宗茂らは他国豪族に対していかに戦ったか。大友の筑後統治
 
から秀吉の九州入りまで、自らの意志で他国を侵略した経験を持たない筑後諸豪が乱世
 
をいかに生きたか、いかに戦ったかを詳細な現地考証を通して明かす。
 
 

 
 

九州の古戦場を歩く

吉永正春著
 
四六判並製・286頁・2200
 
九州各地に散在する古戦場31ヶ所を自らの足で訪ね、書き下ろした歴史ファン必携の書。
 
▼有智山城/勝野合戦/栂牟礼合戦/田手畷の戦い/堤城と手城岳合戦/勢場ヶ原の戦
 
い/川上、祗園原の惨劇/山田館の襲撃/岩剣合戦/秋月炎上 他
 
 

 
 

乱世の遺訓

吉永正春著
 
四六判上製・226頁・1200
 
乱世を生きた九州・山口の戦国武将33名の列伝。戦国時代、彼らがいかに生き、いかに
 
戦い、いかにして覇者となったか。あるいはなぜ敗れたか。戦国時代、西国の武将たち
 
の群像は乱世を生き抜く知恵と教訓を読む者に教えてくれる。
 
 

 
 

古寺発掘

九州天台文化史ノート

桑名弘著
 
四六判上製・202頁・1800
 
筑豊平野を展望する龍王山麓に明星寺という古刹の址がある。本書は村に伝わる伝説を
 
手懸かりに、天台宗明星寺と中世北部における天台文化圏の存在を鋭い推理と構想力を
 
もって日本中世史の上に位置づけた好著。
 
 

 
 
●ぱぴるす文庫10

博多の豪商

武野要子著
 
B6変型並製・160頁・780
 
鴻臚館時代の博多から鎖国前後の博多までを舞台に、国内は言うに及ばず、広く大陸や
 
東南アジアまでをその市場として活躍した、博多の豪商、神屋宗湛・島井宗室・大賀宗
 
伯・末次平蔵らの生涯を、その時代と時の権力者たちとの絢爛豪華な駆引きの中に描き
 
あげる。
 
 

 
 

博多商人とその時代

武野要子著
 
四六判上製・198頁・1825
 
中世都市博多を読む――日本豪商史を彩る博多の商人たち。 ▼博多の三傑/「博多三
 
傑」とその時代/中世都市博多と商人たち/西海道の豪商たち/双子都市〈福岡・博多〉
 
/西国大名の貿易とやきもの/堺と博多/黒田長政の貿易 他
 
 

 
 
●ぱぴるす文庫7

瓜生島沈没

加藤知弘著
 
B6変型並製・133頁・780
 
慶長の大地震により別府湾に沈んだとされる伝説の島・瓜生島の謎を最新の海底調査の
 
成果をもとに解明し、その沈没説=実在説に有力な論証を展開する。ありうべき一つの
 
仮説へ向けて文献史学・地震学・水中考古学等を総動員した、いわば実験の書である。
 
 

 
 

海 寇

国姓爺一族への鎮魂歌

        (上・下)
和田武久著
 
四六判上製・各232頁・残部僅少/各1553
 
南海一円を制し、中国・福建省を根城に長崎・平戸までその名を轟かせた鄭芝龍。清に
 
抗し、明の復興を抱きながら母国を追われ新天地・台湾を海洋国家としてオランダから
 
独立させた英雄鄭成功。海にしか生存の場を持ち得なかった彼ら父子二代の波乱の生涯
 
を描く。
 
 

 
 

ザビエルとヤジロウの旅

大住広人著
 
A5判並製・292頁・2400
 
ザビエルを日本へ誘ったヤジロウとは何者か? 鹿児島~平戸~山口~京~大分と聖フ
 
ランシスコ・ザビエルの足跡を丹念にたどり直し、大航海時代の二人の壮大な旅を考証
 
する。ザビエル来日450年記念出版。
 
 

 
 

大村純忠

         (上・下)
橘正武著
 
四六判並製・平均420頁・各1320
 
戦国乱世、日本最初のキリシタン大名・大村純忠。長崎開港、少年使節のローマ派遣、
 
うずまく内乱、押し寄せる外敵。龍造寺、有馬、西郷、長崎、松浦、後藤氏ら群雄割拠
 
の戦国模様の中に描くその思考と素顔。
 
 

 
 

西国大名の文事

雅俗の会編
 
四六判上製・284頁・3000
 
詩文・書画・歌学から俳諧・狂歌・俗芸能まで、江戸時代の九州・山口各藩40有余の大
 
名たちが作りだした学問と芸術200年の文化を集大成。あざやかに「雅」と「俗」が織
 
りなす大名たちの精華を第一線の研究者たちが解説。
 
 

 
 

大和心を人問わば

天草幕末史

北野典夫著
 
四六判上製・445頁・残部僅少/2500
 
天草島原の乱後、仏教による祈りの島として再生し、人口が爆発的に増加した天草。そ
 
の過剰人口のエネルギーは農民一揆を惹起し、近代に入っては海外発展の源流となった。
 
維新前夜の天草を駆け抜けていった群像を鮮やかに描く。
 
 

 
 

筑前江川谷

竹槍一揆から秋月の乱まで

多田茂治著
 
四六判並製・260頁・1300
 
明治6年、空前の規模で発生した「竹槍一揆」と、同9年未発の反乱に終わった「秋月の
 
乱」を経糸に、動乱の明治初期を駆け抜けた若き草莽たちの青春を、厳密な史実を踏ま
 
えて描いた〈ふるさと史〉の試み。
 
 

 
 

反骨の系譜

もう一つの維新群像

松林史郎著
 
四六判上製・228頁・1456
 
維新史最後の光芒、西南の役に散った中津隊の軌跡。 ▼疑わしきは罰せよ/獄中邯鄲
 
の夢枕/姿なき殺人者/筑後川の夜雨/豆田の宿/天狗の棲む山へ/耶馬の兄弟/中津
 
隊決起/大五郎不覚/快進撃は―大分まで 他
 
 

 
 
 

江藤の首を晒せ

実録・佐賀の乱

光武敏郎著
 
四六判上製・294頁・2400

“征韓論”に破れた西郷隆盛が下野、江藤新平も帰郷する。西郷、江藤の動きに神経を

尖らせる大久保利通は江藤追討を命じて西下、一挙に明治政府初めての危機が訪れる。

維新を支えた若き群像の凄惨なドラマを活写する。


 
 

明治十年

        (上・下)
甲斐弦著
 
四六判上製・各220頁・各1500
 
近代日本の果てに見えてくるものは何か。薩軍敗走の過程を克明に辿りつつ、維新に続
 
く最大の内戦・西南戦争と西郷らの試みを、近代が時代の内部に抱え込まざるを得なかっ
 
たアポリアとして描く。明治維新が目指した幻の行方を西郷に拠って描く。
 
 

宮崎兄弟伝

     〈全5巻〉

上村希美雄

日本近代の混沌期に己の全身を賭して新たな世界を模索した宮崎八郎・民蔵・彌蔵・寅

蔵(滔天)兄弟の思想と行動の軌跡を、壮大な構想のもとに描く。膨大な資料の博捜と

精緻な考証によって成る未踏の達成。

 

日本篇(上)

四六判上製・448頁・3500

自由民権運動の先駆となり、西南戦争において協同隊を率いて西郷軍に加担し、永久革

命の志なかばに斃れた長兄八郎の生と思想の軌跡を辿る。▼肥後荒尾村/荒ぶる父/八

郎出郷/北門社/征韓論/風涛/植木学校/新聞記者/西陲不穏/協同隊/民権軍他

 

日本篇(下)

四六判上製・392頁・3300

アジアの解放を志向し、中国にその本拠地づくりを求めた三兄彌蔵の思想を軸に、末弟

滔天に吹きかかるアジアの「熱い風」を予告する。 ▼加伯里英和学校/長崎製糞社/

狂人譚/小天の里/薮の内組/第一議会前後/天立の法/大陸へ/腕力の権 他

 

アジア篇(上)

四六判上製・472頁・3700

フィリピン革命、義和団戦争を背景に宮崎兄弟のその後を記す。▼犬養木堂/百姓の使

者/北米の天/孫逸仙/戊戌維新/フィリピン革命/布引丸/興漢会結成/義和団戦争

/シンガポールの獄/恵州挙兵/パリ・一九○○年

 

アジア篇(中)

四六判上製・545頁・4000

民蔵は土地均享を掲げ、滔天は中国革命の同志たちとの連帯を求めて、それぞれの道を

進み始める。辛亥革命前夜の若き志士たちの軌跡。 ▼桃中軒牛右衛門/土地復権同志

会発足/拒俄運動/日露戦争/宋教仁の日記/中国同盟会結成/番集町の家 他

 

アジア篇(下)

四六判上製・599頁・4200

時代は明治末期へ。近代日本にとって中国革命とは何だったのか。孫文・滔天を軸に辛

亥革命に奔走する志士たちを活写。▼孫文追放/北陸・南紀/ドーアルキャー/起義い

くたびか/火の車/大逆事件/黄花岡流血/辛亥革命/南京臨時政府

 


説明: 説明: C:\Users\Y.Hisamoto\Desktop\rekisi.files\ryu.jpg
 

龍のごとく

宮崎滔天伝

上村希美雄著
 
四六判並製・316頁・2200

大夢想家にして大反逆者――自由民権を志しての青春遍歴、孫文の辛亥革命を支え続け、

晩年に至るまで日本とアジアの理想社会を求め続けた豪傑。“日中革命”という途方も

ない夢に憑かれた男の生涯を孫文や日中の若き志士たちとの交情を軸に描く。

桃中軒牛右衛門の夢


 
 

北海夢譚

肥後人林田則友伝

久野啓介著
 
四六判上製・294頁・2330
 
肥後の無頼が「風の便りに聞けば、北海の一小島に村長となりすまし、浮世を外に暮ら
 
し居る」(宮崎滔天)。渡米後消息を絶った林田は北海の大地に夢を託し、利尻・礼文
 
の村長から釧路市長になっていた。明治の快人、幻の足跡を追う。
 
 

 
 

川上音二郎の生涯説明: C:\Users\Y.Hisamoto\Documents\My Web Sites\oldHP\otoziro.gif

井上精三著
 
四六判並製・200頁・1300
 
 
壮士芝居を振り出しに日本演劇史上に数々の新風を吹き込んだ川上音二郎の波瀾万丈の
 
人生を克明に辿った本格的評伝。「音二郎はオッペケペーだけの人物ではない。(中略)
 
音二郎こそ、近代博多が生んだ最高の人物であると強調したい」(あとがきから)。
 
 

 
 

部落解放史発掘

松崎武俊著作集[上巻]

松崎武俊著作集編集委員会編
 
A5判上製・378頁・4000
 
部落史から部落解放史へ――。近世福岡地方における被差別部落の農業と皮革産業の展
 
開を分析、「貧困と差別」の〈負〉の歴史を「生産と労働」の〈正〉の歴史として捉え
 
直した骨太の著作群。部落史研究に先駆的な道を切り拓いた松崎史学の達成点。
 
 

 
 

警察史・竹槍一揆史料

松崎武俊著作集[下巻]

松崎武俊著作集編集委員会編
 
A5判上製・478頁・4800
 
著者生前の業績の内、部落史関係以外の論稿を収録。 ▼1警察史覚書(江戸時代の警
 
察・筑前の目明し他)/2筑前史話(古文書雑考/歴史物語)/3近世筑前史資料・筑
 
前竹槍一揆(明六調所日記/筑前竹槍一揆口上控)/Ⅳ詩稿 他
 
 

 
 

グラバー家の最期

日英のはざまで

多田茂治著
 
四六判上製・220頁・1650
 
日英のはざまで揺れた長崎グラバー邸の光と影――。長崎被爆半月後、自ら命を断った
 
グラバー家最期の当主倉場富三郎とその父トーマス・グラバーの光と影、栄光と悲惨と
 
に隔てられたふたつの生涯。
 
 

 
 

大津事件

露国ニコライ皇太子の来日

野村義文著
 
四六判並製・298頁・2000
 
法は国家あっての法か。外交上の都合で解釈運用されてよいのか。明治24年近江大津に
 
てロシアのニコライ皇太子を襲った犯人の大津裁判では、この事が政府と司法部とで激
 
しく争われた。ニコライ皇太子の来日から大津事件までを多くの資料を挙げて詳しく解
 
説。
 
 

 
 

シベリア横断 福島安正大将伝

坂井藤雄著
 
四六判並製・308頁・1990
 
明治24年初頭、ロシア政府のシベリア鉄道建設の宣言書が全世界に向けて発表された。
 
当時ベルリン滞在中の陸軍大将福島安正は、ロシアの東洋進出を憂慮し、実地に見聞す
 
べくシベリア横断を敢行。14000キロにわたる苦闘の足跡と時代の背景を辿る。
 
 

 
 

秋霜の人 広田弘毅説明: C:\Users\Y.Hisamoto\Documents\My Web Sites\oldHP\hirota.gif

渡邊行男著
 
四六判上製・300頁・2700
 
 
東京裁判で文官唯一人の極刑を甘受し、「なに雷にあったようなものだ」と黙して逝っ
 
た宰相・広田。新たな外交史料などを駆使してその生涯を辿り、戦勝国の不当な政治裁
 
判であった東京裁判に見直しを迫る力作評伝。
 
 
 

 
 

中野正剛 自決の謎

渡邊行男著
 
四六判上製・241頁・2200
 
「決意一瞬」(遺書)の中野の自決は半世紀後の今日でも謎に包まれている。直前の憲
 
兵隊の取調べで何があったのか。中野の政治活動を封じるために東条総理が開いた極秘
 
官邸会議、226盗聴記録などの新資料を駆使して昭和史の謎に迫る評伝。
 
 

説明: 説明: C:\Users\Y.Hisamoto\Desktop\rekisi.files\kikotsu.jpg

明治の気骨 利光鶴松伝

渡邊行男著
 
四六判上製・252頁・2200

小田急電鉄を創った男・利光鶴松。民権運動に奔走し、弁護士、衆議院議員を経て

実業界で活躍。鉄道事業に執念を燃やし続け、大正12年に小田原急行鉄道を創立、

昭和2年に開業させた。気骨ある明治人の波瀾に富んだ生涯を描く。


上田仙太郎伝

ロシア通の仙骨外交官

坂口敏之著
 
A5判上製函入・242頁・3000
 
明治末から昭和初期にかけて日本における〈ロシア通の至宝〉と評された外交官・上田
 
仙太郎の評伝。明石大佐指揮下の諜報工作を振り出しに帝政末期、革命初期のロシアを
 
舞台に、透徹した分析と行動力で対露交渉に携わった上田の足跡を跡づけた労作。
 
 

 
 

昭和の動乱と守島伍郎の生涯

守島康彦編
 
A5判上製函入・413頁・5000
 
昭和動乱初期(アジア局―東亜局第一課長)と終局(駐ソ特命全権公使)に外交の重要
 
局面に参画した外交官・守島伍郎の記述・記録を集成した日本外交史の一断面。 ▼満
 
洲事変の思い出/国際連盟脱退時の機密文書/苦悩する駐ソ大使館/帰国日記 他
 
 

 
 

鴎外「小倉左遷」の謎説明: C:\Users\Y.Hisamoto\Documents\My Web Sites\oldHP\ogai-sasen.gif

石井郁男著
 
四六判上製・195頁・1900
 
 
ドイツ留学から帰国した鴎外は軍医としても順調に昇進を続け、多彩な文芸活動は絶頂
 
期だった。そこへ新設の小倉師団への転任辞令。文豪を悲嘆に陥れた一枚の辞令に隠さ
 
れていた日露戦争への軍事的伏線を、日本陸軍史の詳細な分析から明らかにする。
 
 
 

 
 

李容九小伝

裏切られた日韓合邦運動

西尾陽太郎著
 
四六判上製・266頁・2500
 
「売国奴」として朝鮮民衆の憎悪を一身に浴びる一進会・李容九の思想と生涯を通し、
 
これまで「売国」の一語に封じられ切り捨てられてきた日韓併合史における闇を照射す
 
る。国家と民衆のせめぎあいの中で、国家を超える思想とは何かを鋭く提示する。
 

 
 

徳 恵 姫

李氏朝鮮最後の王女

本馬恭子著
 
四六判並製・304頁・2000
 
十二歳で日本に連れて来られ、対馬宗家の当主と結婚した韓国最後の王女・徳恵姫の悲
 
劇的な生涯を日韓両国への丹念な取材と史料探索をもとに初めて明らかにした労作。
 
「徳恵姫の生涯は今日なお、両国相互理解のカギの一つ」という。(在庫切れ)
 

 
 

十五年戦争時代日録

              (上・下)
松田光生著
 
A5判並製・上218頁/下361頁・残部僅少/上1800円/下2200
 
満洲事変勃発から敗戦までの政治・軍事・経済・事件・文化・思想・社会運動など時代
 
の文脈を読む詳細なインデックス群。[上巻]昭和6918日~昭和16128
 
                 [下巻]昭和16129日~昭和20815
 
 

 
 

旧満洲 東北地方文献聯合目録

                        〈復刻版〉
大連市・黒龍江省図書館編
 
B5判上製函入・900頁・9515
 
幻想の国家「満洲国」を読み解く画期的な文献目録の集大成。本書は、戦前の旧満洲地
 
方に関する日本語文献目録を中心に、英語、ロシア語文献を併せ収録した研究者必備の
 
文献目録である。収録文献総数13141点。原版は83年刊。
 
 

 
 

満 鉄 史

蘇崇民著/山下睦男・和田正広・王勇共訳
 
A5判上製・619頁・20000
 
中国初の満鉄通史(中華書局90年刊)を完訳。中日両国が30余年にわたり膨大な資料を
 
収集・研究した労作。満鉄とその傘下各機関の生成から消滅までを克明にたどり、全体
 
像を俯瞰すると同時に華工の労働実態をリアルに描きだす。
 
 

 
 

台湾拓殖会社とその時代

1936-1946

三日月直之著
 
A5判上製・537頁・5680
 
大東亜共栄圏構想と表裏をなす旧植民地・占領地における国策会社の全貌は未解明の部
 
分が多い。台湾拓殖株式会社の設立から終焉までを看取ったひとりの社員の目を通して、
 
この巨大国策会社が東南アジアで果たした事跡を、大アジア・王道楽土の幻とともに刻
 
む。
 
 

 
 

対日占領政策の形成

アメリカ国務省1940-44

森田英之著
 
A5判並製・187頁・2000
 
日本近代史上、維新と並ぶ急激で根底的な社会改革であった戦後改革。日米開戦前から
 
すでに準備・計画され、そして占領軍により実施されたこの改革の基本構想となっ
 
た、アメリカ国務省における対日政策の形成過程と、その背後にあった多彩な思想を検討
 
する。
 
 

 
 

長崎県石炭史年表

前川雅夫編
 
A5判上製函入・798頁・内容見本有/10,000
 
人間と石炭の一世紀――長崎県石炭史の勃興期から終末までを膨大な記録によって辿り
 
ながら、石炭産業が日本の近代化に果たした意味、あるいは地底労働がもたらした人類
 
史的意味を総体として明らかにする。
 
 

野十郎の炎

多田茂治著
 
四六判・上製・202頁・1,800

没後10数年を経て、その作品が高い評価をされ始めた謎の画家・高島野十郎。東大銀時

計の秀才は学歴を捨て、世におもねらず、一生独身を通し、ひたすら描き続けて廃屋で

孤独な最期を迎えた。清貧寡欲な孤高の生涯を追った初の伝記。



硬石五拾年譜

内田良平自伝

西尾陽太郎解説

5判・256頁・5800

昭和7年から同40年にわたる内田良平の事跡を編年的に自叙したもので、

そのロシア観、あるいは日韓合邦運動等を研究する上で、不可欠の根本

資料。さらに明治という時代が生んだ、一青年の客気と起伏に富んだ生涯

は一個の読み物としてもきわめて興味深い。

 



日野鼎哉・葛民伝

日本近代医学の夜明け

志手駒男著

四六判・100頁・1515

幕末期に「京都の日野鼎哉、大阪の緒方洪庵」と世に並び称せられた、当
時わが国を代表する蘭学医日野鼎哉とその弟葛民。本書は天然痘という難
病の予防に精魂を尽くし、種痘の導入と普及に生涯を捧げた二兄弟の知られ
ざる物語である。



平原弥生古墳

大日め貴の墓(おおひるめのむちのはか)

原田大六著

<邪馬台国論争に新たな展開を迫る>

日本最大の銅鏡等多数の遺物が出土した福岡県前原町、平原(ひらばる)

遺跡。本書は故原田大六氏の遺志に基づき、発掘遺物の周到・綿密な検証

と分析により、平原遺跡が弥生時代の王墓であること、また耳トウの確認から

卑弥呼をもしのぐ女王墓であることを証す。知的興奮に満ちた一書。


葦書房
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